塩羊羹のノンカロリーデイズ

甘いもの食べたい。しばらくは高校受験、大学受験の現代文の勉強法を中心に書きます。

進路に悩む文系高校生へ 1数学は切るな

 今回は、現代文の勉強法については筆を休めて進路に悩む文系高校生がどの学部に進んだらいいかを簡単にまとめて、その参考になる情報を紹介したいと思います。この記事はあくまで「それなりに勉強したい」と考えている人向けの情報です。

 まず、進路を考える前に、進路を潰さないために幾つか書いておきたいことがあります。それは

1 数学は切るな

2 英語はしっかり勉強しろ

3 幅広い本を読め、です。

 

1 数学は切るな

 恐らく、文系高校生の多くは「数学が苦手だから文系」という人がほとんどだと思います。そして、入試も数学が無くても合格できるようになっています。しかし、大学受験レベルの数学は、理系しかやらない部分も含めて、大学で必ず使います。

 例を出しましょう。例えば「社会学」は数学をたくさん使います。というのも、社会学の多くの論文は、「〇〇は××に影響を与えているのではないか」という問いから生まれます。問題は「影響」を論じることが非常に難しく、最近ではこの〇〇と××に関するデータをたくさん集めて、統計を用いて「影響」を「証明」することが増えています。

 このデータの処理に高校数学が使われます。つまり、高校数学ができなかったら卒業論文が書けないということです。無論、社会学には統計を使わないジャンルがありますが、その分書ける分野が狭まるということは覚えておくと良いでしょう。

 なお、数学を使う文系科目は、政治学、経済学、心理学が当てはまります。一方で、歴史学では近年統計を使うものも出てきていますが、まだまだ少数と言ってよいでしょう。法学は学部レベルではほとんど使われません。

 また、数学と関連してですが、統計を使う分野では、Rというプログラミング言語を頻繁に使います。大学の中には必修としてRのトレーニングをするところもあります。そのため、最低限プログラミングに慣れておくくらいのことはしておくと良いでしょう。

 次回は英語について書きます。